【TED talk】ロシアでのメンタルヘルスケアの認識の変え方
こんにちは。生きていれば心が落ち込むことってありますよね。何か大きな失敗をしてしまったり、友達と喧嘩してしまったり、恋人となかなか会えなくて寂しい気持ちになってしまったり…。または、別に何があったわけでなくてもなんだか気分が落ち込んでしまうことなどもあったりするかもしれません。そういったときの「メンタルヘルスケア」についてのお話です。今回のプレゼンはロシアから見たメンタルヘルスケアの認識の変え方と題しましたが、以前の動画のように公式の邦題や日本語訳のついていない比較的新しい動画です。タイトルは"How to alter the perception of mental health care in russia"の直訳です。プレゼンターの話速がゆっくりで比較的聞き取りやすかったです。
今回の動画は以下です。
以下、内容のまとめです。
現在、多くの人がメンタルヘルケアを必要としています。しかし、ロシアではメンタルヘルスケアを受けることへの抵抗が大きいです。理由の一つは、メンタルヘルスケアが政治的な活動に用いられていたという歴史的理由です。また、ロシアでは国がメンタルヘルスケアを支援するような制度がなく、心理士の国家資格や無能で詐欺的な心理士からサポートを必要とする人を守る法律などがありません。資格がないため、自己流でタロットを3か月勉強しただけの人や詐欺的な心理士が心理士を名乗っているのが現状です。そこで、プレゼンターのオルガ氏は正当な心理士とサポートを必要とする人をマッチングするシステムを開発しました。そのシステムの開発当初、心理士を募って試験を受けさせたところ15%の人しか通りませんでした。つまりそれほど機能していない心理士が多かったということですね。現在はそのシステムのもと正しいマッチングを支援しています。世界のうつ病と不安障害のひとだけで年間1兆ドルほど生産性のロスが発生しているほど世界には多くのメンタルヘルスケアを必要とする人がいるのです。
といった感じでした。今回は短い動画でしたが要約が難しく長めになってしまいました。たしかに、メンタルヘルスがやられている人に対して何の資格もないだけでなく悪意を持った人たちが接触してきたら悲惨なことになりますよね…。恐ろしい。日本の制度はどうなっているんでしょうか。
クリニックなどに通うメンタルヘルスケアはまだ受けたことはありませんが、もし落ち込んで抜け出せない時にはそういった機関を頼ってみようかと思いました。
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